悪徳投資顧問とは?
世の中、お金が動くところには悪い人たちも集まりやすいのが常です。
株式投資には、「投資顧問業」というものがあります。
こちらは、読んで字の如く「投資」の「顧問業」です。
具体的には、「この銘柄を買った方がいいですよ」などとアドバイスをしたり、 お客様から実際に運用を任されるケースがあります。
投資顧問業では何が大事かというと顧客に利益を出してもらうことです。
これは、どの顧問業も同じなのですが、悪徳投資顧問業になるとすべての顧客に 満足してもらう必要はなく、上客(大口の投資家)に満足してもらうのを 最優先に考えている場合があります。 良い情報を独自のルートなどで得た場合、大口の投資家などに情報が 行きわたります。
ただし、株式投資は「誰かが買い、誰かが売る」 このシステムで成り立っています。
つまり、大口投資家だけ良い情報を得て購入しても儲かりません。
では、どうすればいいのかというと、 大口の投資家に購入してもらった後に、他の個人投資家などに 「有力な情報だよ」と言って、対象銘柄の購入を呼びかけます。
良い情報だと思い、飛びついた個人投資家の買いにより対象銘柄の株価は騰がっていきます。 そして、十分騰がったところで、上客(大口投資家)は売ります。
これにより、利益を得て売り抜けた大口投資家は満足します。
一方、個人投資家は自分たち以上の買いがはいらないので「高値掴み」を させられてしまうことになります。
つまり、
1 .有力な情報を得る
2. 上客に情報を流す(上客が購入する【仕込み】)
3. 個人投資家に情報を流す(同じく購入する【買わされている】)
4. 株価が騰がる(上客が売り抜ける)
5. 個人投資家は取り残される(高値掴み)
という流れとなります。
この流れを作る為には、顧問業を信じて加入してくれる個人投資家を集める必要があります。
集め方は簡単で「無料相談」「儲かる情報あります」などといった
情報を流して、まずは「お試し入会」をしてもらいます。
その「お試し入会」の時に大口投資家と同じような手法で儲けてもらいます。
その情報のおかげで儲かった個人投資家はすっかり悪徳顧問業の 情報を信じてしまいます。 信じてしまえばもう悪徳業者の思いのまま。
あとは売り買いを導く情報を流して、上記の流れをつくるだけです。
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