「超初心者のココロ構え」其の19
1.投資商品
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金利商品(債券・預金)
日本人では1番人気。
基本的には元本安全で、決まった金利が得られる。
途中解約しなければ予定通りの金額が得られる。
投資商品の中ではもっともローリスクローリターン。
為替
最近人気上昇中。
基本的にはミドルリスクミドルリターンだが、証拠金取引のように倍率を変えること
によって、ハイリスクハイリターンにすることもできる。
基本的に2国間の金利スワップがつき商品が多いので、金利商品の側面も持っていることが多い。
日本は金利が1番低いので、円売り、外貨買いだと金利がもらえるが、逆の場合金利をはらわなくてはならないので初心者には抵抗があるだろう。
銀行で扱っているドル預金、証券会社で扱っている外債は為替と上の金利商品との
複合系といえる。投資単位は小額からできる
不動産
物件にもよるが、一般投資家には高嶺の花。投資単位は投資商品中最大で1000万以上はザラ、ビルともなると10億以上も。
これでは一般投資家には手が出ないので大手不動産が小口証券化した商品を売り出したが最低投資単位は300〜500万円が多い。
さらに小口化したREITが証券取引所に上場している。
これは20〜100万円ぐらいで投資できある程度の利回りが期待でき、株と同じように売買できるので使い勝手はいい。ただし所有している実感には乏しい
家賃収入(REITは分配金)が期待できるので金利商品と同じ程度の確実性とそれ以上の高いキャッシュフローが得られる。ある意味投資家の最終到達点の商品といえる。
特に日本は土地本位資本主義なので不動産を持つということは信用力の向上にもつながる。
商品(コモディテイ)
一般投資家にはもっともなじみの薄い投資。基本的には先物取引になる。
証拠金、限月、追証などほかの投資商品にはあまり出てこない用語なども出てくるので知識のない人は慎重にやらなければならない。
一般になじみが薄いためよからぬ業者がたびたび出没することもあり注意を要したい。商品自体はハイリスクハイリターン。
限月落ちがあるため原則として長期保有はできない。
追証は初心者には精神的プレッシャーはとても強い。
投資単位はネットなら小額からでもできる。
株式
金利商品(1番上)を除けば最も多くの人が参加し、小口の個人から日本を代表する大企業、年金運用基金にいたるまであらゆる人が参加している。
基本的にはハイリスクハイリターンだがやり方や銘柄選びによってはミドルリスクミドルリターンに近づけることも可能である。投資単位は小額からできる。
株が一番
金利商品、為替、不動産、商品(コモディティ)にそれぞれ長所はありますが、
それぞれの欠点を述べますと、
金利商品・・・インフレヘッジが困難
為替・・・・・日本が悪化するほど利益が出やすい。
不動産・・・・金額的な参入障壁の高さ。
商品・・・・・確定的キャッシュフローが得られない、長期投資に不向き、制度が独特
これらの欠点が株にはありません。
すなわち、
・インフレヘッジに有効
・日本が成長するほど利益が出やすい
・小額から投資できる
・配当というキャッシュフローがある
・長期投資ができる
・現物なら制度も簡単
しかも利益(キャピタルゲイン、インカムゲイン)も税制的に10%と優遇されています。(ただし2007年末まで)
何より、あらゆる人が株式市場に参加しているということは、株式投資が多くの人に支持されているということでもあるのです。
特に長期で株に投資すればリスクリターンのブレが少なくなり、銀行金利より高いリターンが得られることは実証されております。
これは銀行借り入れが企業にとってのコストであり、それ以上の利益を上げられない企業は退場させられるからです。
一方預金金利は銀行にとってのコストであり、利潤を追求する銀行が預金者に自分の利益率未満のものしか払わないのは当然です。
「株が大好き」 管理人 : renbajinharuhi さん執筆のメルマガです。
1985年より投資をはじめて投資暦28年。
深い株の知識と長年の経験・考察力によるココロ構えをご厚意にて発信して頂いております。
また、「本編の掲示板」におきましても的確なコメントをいつも頂いております。
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