「超初心者のココロ構え」其の26
1.株式投資必勝法
タイトルを見て興味しんしんになった方・・・
注意しましょう。
儲けたい気持ちはわかりますが誰かに騙される可能性があります。
そんなもんあるわけないだろうと思った方・・・
勝ち組になれる可能性大です。
とりあえず読むだけ読んでみようと思った方・・・
普通の人です。
結論は上の三択を見てもわかるように株式投資に永久不変の絶対の必勝法はありません。
仮に優秀な方法があったとしてもたちまちまねをされ優秀な成績を長く続けることは不可能になります。
皆さんが今使っているファンダメンタルやテクニカルも元々は一部の人たちだけが使っていたものなのです。
もう少し高いレベルの話をすれば相手の手の内がわかればそれを逆手にとって
儲けようとする人が現れてくるのが相場の世界です。
空売りが多くなるとそれを狙った踏み上げ狙いの買いが入るのは初心者でも知っているこの手の例です。
さらにもう一段裏の例を言うならMSCBなどで時価より安く株を調達した外国人などが現物で売らずにわざとその一部を信用で売りたて取り組み妙味があるように見せかけ踏み上げ狙いの買いが入ってきたら残りの手持ち株を売り抜けるという方法もあります。
もちろん最初の見せ玉の信用売りは現渡しします。
そしてこれはある程度経験のある人なら知っていることですが、情報は活字になると陳腐化し、その価値を失うということです。
なぜならその情報が活字になるまでは、情報発信者、その周辺の人々、情報取材者(記者等)、その周辺の人々、印刷関係者、運送関係者、販売関係者など読者がその情報を手に入れるより先に多くの人の目に触れています。
したがって情報の新鮮味という価値はほとんどなくなってしまっているのが普通なのです。
だから情報で売買する人の多くが満足する成績を収められないのだと、私は思っています。
もし、上のことが理解できたなら、書店で本にまでなって並んでいる株式投資必勝法どのような意味をもっているか理解いただけたでしょう。
ここで反論される方がいられると思います。
著者はこの方法で大儲けしたと書いてある。
それは嘘なのか?と。
答えはこうです。
まず大儲けできる方法をなぜ1,000円や2,000円で公開するのでしょう。
印税が入るとはいえ投資関連の本は何百万部も売れません。
その必勝法はそんなに価値の低いものなのですか?
→ デモ儲かったと・・・確かに著者は儲かったのでしょう。
しかしこの記事を最初からよく読んでください永久不変の絶対必勝法はない。
と書いてありますよね。
つまり、相場環境が良かったり、その投資方法が相場環境にあっている場合
2〜3年は続けて利益が出せることはあります。
しかし20〜30年続けて利益を出し続けてきたわけではないしその保障もありません。
そしてかなり高度な話になりますがその方法をあなたが実行できるとは限らないということもあります。
(高度なメンタルコントロールの話です・・・ここでは略します)
私の独断的な見解を述べさせていただくとこの投資方法でかなり儲かった。
しかしこの方法も相場環境からみるとそろそろ制度疲労だ。
しかし ただ捨てるのはもったいない。よし成功体験を看板に印税で最後のひと稼ぎだ。
都合のいいことに相場は自己責任だから何があっても責任追及はないからな・・・
こんなところです。
これは世の中に出回っているすべての必勝法に当てはまると思っています。
もっと悪質なのももちろんありますし、そちらのほうが圧倒的多数です。
「株が大好き」 管理人 : renbajinharuhi さん執筆のメルマガです。
1985年より投資をはじめて投資暦28年。
深い株の知識と長年の経験・考察力によるココロ構えをご厚意にて発信して頂いております。
また、「本編の掲示板」におきましても的確なコメントをいつも頂いております。
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