「超初心者のココロ構え」其の54
1.超初心者の中長期投資 その1
このメルマガでは超初心者が対象なので、タイミングが難しい短期売買ではなく、超初心者でも利益が出しやすい中長期投資を勧めてまいりました。
さて、長期間で安定的な運用が成功率が高いのが理解できたとしても、 実際に投資を行うとなると、どうすればいいのか解らないのが普通です。
ひと昔前は銀行に預けているだけで金利がつき勝手に増えていたので5%程度の資産運用なら何も考える必要はありませんでした。
しかし現在は定期預金の金利は0%台(0.35%)10年国債(固定金利) でも年率2%を切っております。
どうすればいいのでしょう。
もちろんリスクを取っていくことには間違いないのですが、あまり大きな リスクは取りたくないと考えるのが普通です。
もちろん人にはそれぞれの考えがあるので、よりハイリスクハイリターンで 勝負したいと思う人もあるでしょうが、私の考えとしては超初心者には その方法は適当とは思われませんので、ここでは述べないこととします。
どうしても知りたい人と、renbajinharuhiは本当は知らないと思われるのが 癪なのでヒントだけ
現物取引 → 信用取引 → 先物取引 → オプション取引
同じ金額を投資すると仮定すれば、右へ行くほどハイリスクハイリターンに
なります。
念のためにいっておきますが、超初心者は現物取引だけにしてください。
さて前置きが長くなりましたが、超初心者が不確定なキャピタルゲインに すべてをかけるのは、相場環境がよほどよくない限り危険であることは 間違いありません。
ここで、このメルマガを以前より熟読された方で勘の良い方は株式投資の利益には2種類あることに気がつかれた方がいると思います。
そうです、不確定なキャピタルゲインにすべてをかけるのではなく、安定感の高いインカムゲインを組み入れるのです。
株式の平均配当利回りは現在約1.2%です。(数字は変化します)
つまり有配株(配当を実施している株)を選べば、定期預金以上の金利収入 が得られるのです。
株価が上がるか下がるかは確率的には5分5分です。
(厳密にいうと少し違いますが超初心者はそのくらいの考えでいいと思います
)
そうすればキャピタルゲインの平均期待値がゼロでも定期預金よりは有利な 運用ができる理屈になります。
ただし、これでは目標の5%には届きません。
そこでより配当利回りの高い株を探さなければなりません。
もちろん配当利回りだけで5%以上の株があれば一番良いのですが、
なかなかそれは難しい話です。
超初心者の方には少しわかりにくいかも しれませんが、配当金は100%確約されたものではないのです。
減ったり(減配といいます)まったくなくなったり(無配といいます)すること
もあるのです。
もちろん増えること(増配といいます)もあるのですが、
定期預金の金利のように保証されているわけではないのです。
したがって配当利回りで探した場合にはその配当が先行きどうなるのかを 見極めなくてはならないのです。
この続きは次回以降で説明したいと思います。
「株が大好き」 管理人 : renbajinharuhi さん執筆のメルマガです。
1985年より投資をはじめて投資暦28年。
深い株の知識と長年の経験・考察力によるココロ構えをご厚意にて発信して頂いております。
また、「本編の掲示板」におきましても的確なコメントをいつも頂いております。
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