あせりは禁物
投資を始める際に、多くの人が、 できるだけ短期間に、できるだけ大きく 増やすことを考えます。 厳しい言い方をすれば、スタート地点からすでに間違っており、これが投資の負け組みを増やしている一番の原因ではないかとさえ思えてきます。
この根本にあるのが人生には有効期限があると言う考えです。
確かにウォール街に勤める人の究極の目標がアーリーリタイヤメントであることからも、それはうかがい知れます。 人間には寿命の限界がある。
確かにそうです。
しかしよく考えてみてください。
限界があるのは寿命だけでしょうか? (才能、資金、運etc) あなたに株式投資の才能がものすごくあったとします。 資金がいくら増えても同じ割合で増やせたとします (実際はできなくなるのですが、そこまで到達した人はほとんどいないので) その場合1年単位でみると1年間の利益が最大になるのは最後の1年なのです。
毎年増やし続けられれば年々元金が大きくなるので、必然的にそうなります。 たとえばあなたの目標が3億円として、年10%で毎年増やしていくと 目標達成の1年前は2727万円増やす事になります。
そう考えると始める時期が早いほど若いうちに目標が達成できます。
しかし、通常の場合、始めたばかりの時期は技術的にも経験的にも 一番未熟な時期です。 強い上昇相場にでもめぐり会わない限りは一番収益を上げにくい (実力的に)時期に、一番高い目標と言うのは他の競技なら無謀と 言われかねません。
早く増やしたいとあせる気持ちはわかりますが、そうなると無理を しがちになります。
結果はお分かりですよね。
たまたま始めた時期が強い上げ相場(直近では2005年)の場合、 だれでも利益を上げられますが、次の下げを避けることができないことが 大半で、後は運頼みのようになります。
現在の相場に身を置いている人はこのことが強く実感できるのでは ないでしょうか。
全ての投資家が自分を中心に考えています(当然ですが) しかし 市場はあなたの事を考えてはくれません(もちろん寿命も含めて) これは全投資家が覚悟しなければいけないことです。 そして自分自身を高めていくことが大切だと思います。
もしよろしければ、このメルマガ2006年10月21日の記事・投資戦略 を見直してみるのも良いかもしれません。










