【9/19追記】HPCシステムズは大手予想会社で公募付近と下方修正へ。理由を調べているが分からず

2019年9月18日IPO(新規公開株)

9/26(木)にマザーズに上場するHPCシステムズ

IPO歴が長いわたしの評価は中立の「B」でした。理由としては、

  • IPOで非常に人気のある「AI」「自動運転」「IoT」の研究開発支援。
  • 業績が好調。
  • 市場からの吸収金額が61.7億円と非常に大きい。(参考:吸収金額による実績
  • 売出しが多い。(売出はすべて上位株主のTKTH投資事業有限責任組合)

これらの理由から評価を「B」とし、初値予想を2,300円 ~ 2,730円としていました。
(予想利益は37,000円~80,000円)

が、本日 評価を公募割れのリスクがある「C」に変更させて頂きました。

理由について順を追って説明させていただきます。

読者の方に大手予想は公募付近と教えていただく

本日、投書箱より「大手予想は公募付近に下方修正されたよ」と教えて頂きました。

大手予想とは、大手予想会社が発行している有料レポートのことです。

サービス名 備考
株式新聞 初値予想は上場日の直前に掲載。
ブックビルディング終了後に初値予想がでます。
ブックビルディングの参考として「強気」「弱気」などの参加指標は掲載されます。
月額4,000円で7日間の無料お試しもできます。
トレーダーズ・ウェブ トレーダーズ・プレミアムを利用することにより初値予想を見られます。
ヤフーファイナンスのIPO情報は同社が提供しています。
月額10,800円で半年割や年割もあります。

大手の有料サービスは専門性が高く、機関投資家へのヒアリングなど取材力があります。

庶民のIPOよりも、情報の信頼性は高いです。

9/6時点の株式新聞の評価は「中立」となっています。

有料なので引用は出来ませんが、大雑把な内容としては事業内容は評価できるものの、吸収金額が大きく荷もたれ感がつよい。また、VCの出口案件のイメージがあると書かれています。

大手予想のレポートの中身は?

わたしは株式新聞しか購入していません。
大手予想レポートの初値予想とは、トレーダーズ・ウェブかFISCOの予想だと思われます。

レポートの中身が肝心なので、どういう内容なのかネットで調べてみました。

HPCシステムズの予想修正について、IPOで勝つ株式投資さんの記事が見つかりました。
こちらに引用させていただきます。

HPCシステムズ(6597)に関しては、まだ業績水準が低い上に、筆頭株主で約70%の株式を保有するVCの全株放出でイグジット感が強いとの見方のようです。現時点での予想会社の初値予想は、公開価格を1,990円として1,990円となったようです。
HPCシステムズやChatworkのIPO参加は再考が必要?

つまり、大手の予想は公募価格と同値…。

取材力のある大手がそのような予想をするということは、なんらかの根拠があると思います。

引用させて頂いた部分は確かに懸念事項ですが、最初に発表された目論見書にも書いてある内容であり、下方修正された理由はほかにあるんじゃないかなぁと思っています。

完全に推測ですが、機関投資家にヒアリングなどを行った手ごたえが良くないのかなぁと。

下方修正の理由は掴めないが、評価を「C」に変更へ

上記を受けて、評価を中立の「B」から、公募割れのリスクがある「C」へ変更させて頂きました。

ブックビルディングが終わっていますので、評価を変更したところで抽選申し込みを止めることはできません。

ただし購入申込については、いったん購入を考えることができるのかなぁと思い、最悪のタイミングだとは思いつつ評価を「C」に変更させて頂きました。

当選IPOは購入辞退が可能。ただし主幹事のSMBC日興証券はペナルティあり

当選したIPOはキャンセルが可能で、購入期間内に「購入」or「辞退」の選択ができます。

ところが、今回の主幹事はSMBC日興証券

SMBC日興証券は、当選後の辞退でペナルティが発生してしまう証券会社です。

  • 一ヵ月間、新たにIPOの需要申告ができない
  • 抽選前の他IPOへの申し込みは、すべて無効になる。
    (当選して購入申し込みを終えたものは取消しされません)

IPOのスケジュールを見ると、今後有望なIPOも登場しますので、一カ月間申し込みが出来ないというペナルティは避けたいところです。

IPO投資を行っているみなさんの初値予想も悪くない

今回の問題を調べるにあたり、いろいろな記事を見させて頂きましたが、初値予想で公募付近としている記事は見当たりませんでした。

大きく上昇するといった予想もなく、大体公募価格の1.2倍~1.5倍付近の予想が多かったように見受けられます。

わたしの勝手な予想ですが、事業内容と業績、IPOの内容、売出し案件。
これらを考慮されて、同じような予想をされているのかと思います。

 

以上が評価を変更させて頂いた理由です。
混乱を招いて申し訳ありませんでした。

HPCシステムズに関するご質問

以下、いただいたご質問に関する返答を共有させて頂きたいと思います。

カブスルは当選したら購入するの?

わたしも大手予想が弱気だと心配になります。
何度も言っている通り、取材によりその評価をしていると思いますので。

ですが、事業内容そこまで悪いかなぁ?と思っていますので、当選したら最初の予定通り購入します。

ただし購入するといっても、複数株当選した場合、損失リスクを考えて 一部は辞退すると思います。

株式新聞さんも、IPOの内容は悪いが事業内容は評価できると9/9時点で書かれています。
大手予想のヒアリング結果として、何が悪いとされたのか?が非常に気になります。

SMBC日興証券は、夫婦ともに補欠当選(落選)してしまいましたが、補欠購入を申込みました。

当選し購入したら上場日に初値売りする?

残念ながら、損失リスクが考慮されるIPOになってしまったので、早めに売却すると思います。

というのも、わたし個人がいくら「事業内容がいいなぁ」と思っていても、大口投資家である機関投資家に興味を持ってもらえなければ、株価は上がっていきません。

非常に難しいですが、朝の気配値を見て決めようと思います。

  • 買い気配 → 初値売り(利益確定)
  • 公募付近 → 初値売り(多少損失がでても早めに処分したい)

買い気配であれば、迷わず初値売りしようと思います。

また、公募価格と同値付近であっても、損失リスクを考えて初値売りすると思います。(大損回避)

おそらく、大手が同値付近という弱気予想をしたので、心理的に弱気になっている投資家はわたしも含めて多いと思います。

 

売り気配であれば…
判断が難しいところです。

というのも、大手予想が評価を下げた理由が、

  • 事業内容が悪い、将来性がないと判断!
    → 売却。(損切り)
  • IPOの内容(上位株主に売出しや規模の大きさ)が悪いと判断!
    → ホールド or 売却。

になるのかなと思います。

売り気配の場合、非常に難しいですが、

  • 初値売り → 一定の損失に
  • 様子を見て売る → 損失が抑えられるか、損失が拡大するか

になると思います。

通常なら反発を期待したいですが、どの程度の買い注文になるのか正直分かりません。

わたしの場合、相場を見て取引するのが苦手(下手)なので、たぶん、

「初値売り」または「様子を見て成行売り」をすると思います。

気配値とは、証券会社にログインするとみられる売買の注文状況になります。

30分くらい前の気配値はあまりアテにならず、5分前くらいになると信用性が高くなってきます。

下記はツクルバの上場6分前の気配値です。

ツクルバの場合、上場2分前に買い気配値が上昇し、公募価格と同値の2,050円となりました。

公募割れのリスクは高いの?

なんともいえませんが、大手予想会社は、徐々に予想初値を切り下げたようです。

推測すると、最初は「良い事業内容だ!」と判断してつけた初値予想ですが、取材をすすめるうちに「あれ?人気ないなぁ」と下方修正していったんだと思われます。(目論見書の内容は変わっていませんので)

庶民のIPOで評価「D」(公募割れのリスクが高い)をつけるIPOには特徴があります。
2006年からIPOを見てきた経験から、評価をつけています。

  • 業績が赤字で黒字化の見込みも見えない(バイオベンチャーなど)
  • マザーズ市場でありながら、吸収金額が大きい ← 63.6億円で該当
  • 再上場案件(VCの出口案件) ← 再上場ではないがVCの出口案件
  • 売出が大きい ← 上位株主が全株売出で該当
  • 事業内容に将来性を感じられない
  • 仮条件が下振れ決定。また、公開価格も下振れ決定

上記のことなどで判断しておりますが、HPCシステムズの場合、上の3つが該当していると思います。

特に、マザーズ市場で吸収金額が大きいIPOの騰落率は伸びづらいです。

 

公募割れリスク高いの?とわたしが思う根拠も2つあります。

ひとつは、仮条件が目論見書の想定価格の平均である1,930円より上ブレて決定していること。
(仮条件は1,930円 ~ 1,990円となりました)

仮条件は、主幹事証券が機関投資家や銀行に「株価がいくらなら買いたいか?」をヒアリングして決定しています。

仮条件が上ブレたという事は、主幹事証券の調査では「需要がある」と判断されたということになります。

 

ふたつめは、公募価格が仮条件の上限で決定したこと。

投資家に人気がないIPOは、仮条件の上限で価格が決定しないことが多いです。

公募割れのリスクが高いIPOであるならば、上限で決定していないんじゃないかと思います。

これら2つの事を考えると、個人的には公募割れのリスクが高いということではなく、IPOとして人気がなく、やや損失がでるか、ややプラスになるかのIPOになるんじゃないかと思います。

当選者が多いのは公募割れリスクがあるから?

ネットの当選報告が多いという話でしたが、HPCシステムズは公開株数が多いので当選報告数が多くなります。

人気があってもなくても、当選数は変わりません。

IPOの当選口数は2,000口くらいが通常ですが、同社の場合、31,000口もあります。
つまり、通常のIPOより当選報告が10倍多くなります。(単純比較で)

その大手予想のレポートは何故、読まないの?

実は数年前は読んでいました。

が、

当時は予想の発表が遅く、個人の事前予想とそう大きくズレることもありませんでした。
(IPOラッシュ時は特に発表が遅かった)

また、評価や予想が変わることも多く、正直ブックビルディングのアテにならないと思っていました。

 

今回の件をうけて、大手予想の影響はやはり大きく、情報をいち早く知るという意味では購入したほうがいいかなと思っています。

費用面を考慮し、前向きに検討しようと思います。

励ましのご連絡、ありがとうございます

今回、混乱を招いたことにより批判されると思っておりましたが、みなさんから温かい言葉を頂いております。

本当にありがとうございます。

 

「評価Bで利益が出そうですよ~」と紹介していたものが突如、

「あ。やっぱりそれ危ないです。評価Cに変更します。主幹事は しかもキャンセルできません」なんて言ってるんですから・・・批判が殺到してもおかしくないです。

批判についても、真摯に受け止めたいと思います。

この度は、混乱を招いて申し訳ありませんでした。

 

最後に本音として、HPCシステムズの初値が大手予想に反して上昇してくれないかなと願っています。

2019年9月18日IPO(新規公開株)

Posted by pazz