「超初心者のココロ構え」其の49
1.なぜ、損をする個人投資家が多いのか?良く聞く質問のひとつ
「なぜ、損をする個人投資家が多いのか?」
・損切りが出来ていない
・売買タイミングが悪い
・メンタルコントロールが出来ていない
これらは上記の質問の解答として当てはまる項目だと思いますが、
今回は別の視点から見た内容をお届けします。
なぜ、損をする個人投資家が多いのか?
・儲けている人と損している人の確率は 50% / 50%だよ
・誰かが儲けているから自分が損しているんだよ
これらは個人的にはちょっと説明が足りない気がします。
上記の項目で言えば、
「誰が儲けているのか?」
を考えないといけません。
それを考えることにより損をしている個人投資家が
多い理由が分ります。
儲けている人の正体・・・
それは・・・
投資資金が充分豊富な
「機関投資家」
「大口の個人投資家」
など
特に銀行や証券会社のような「機関投資家」にはお客さまから預かった資金(元本)が割れるような投資は行いません。
安定した銘柄においてリスクを分散させ確実に少ない利益率で利益を出せるように運用を行います。
仮にA銀行が100億円の資金を1%の運用を目標に行い・・
100億円 × 0.01(1%) = 1億円
A銀行で1億円の利益が出たとします。
儲けている人と損している人の確率が50% / 50%だとすると
どこかで誰かが1億円損しているのでしょうか?
違いますよね。
大抵は個人投資家が損をしています。
・1万円損をしている人が1万人いれば1億円です
10000円 × 10000人 = 100,000,000円
同様の資金を持つグループだけであれば確立は50%かもしれませんが
資金豊富な大口が入ると話は別物です。
つまり、損失と利益のバランスが、
1 対 1 の関係ではなく、
1 対 大多数 になることも大いにありえるのです。
これこそが
なぜ、損をする個人投資家が多いのか?
に対する答えの一つになります。
また、
私たちは個人間で直接銘柄の取引をするのが難しいので
各証券会社に口座を開設し、代理に売買の取引を行ってもらっています。
その代理売買の引き換えに「取引手数料」を支払っています。
よって、銘柄を購入した時点ですでに手数料分のマイナスからの
スタートとなっています。いわば損失からのスタートですね。
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