株主総会とは?-「超初心者のココロ構え」其の67
3月決算の企業が多い為に6月末には1400社以上の 企業が株主総会を行いました。
株主総会に出れる人は?
株主総会に出席できるのは議決権を保有している「株主」が出席できます。
株主には事前に書面にて株主総会への招待状が届きます。
3月決算の企業の場合には権利確定日までに1単元以上の株を保有
することにより、こちらの株主権利を得られます。
参照:権利確定日とは?
株主総会では何を行うの?
企業の重要決定事項を株主取り決めます。
重要決定事項とは、 ・定款の変更 ・取締役・監査役の選任 ・会社の解散・合併 などから、最近ではM&A(企業買収)による防衛策の発動の 許可などが挙げられます。
防衛策で手っ取り早いのは発行済み株式数を増やし、防衛先の 持ち株の比率を下げるのを狙う「新株予約権の発行」などが挙げられます。
どうやって決定事項を決めるの?
株主が保有している「議決権」 こちらで「賛成」「反対」などに投票を行います。
毎年決まった時期に行われる通常決議では 「過半数」 の賛成で決定となります。 会社定款の変更、株式併合、会社合併、株式交換、株式移転、減資 などの重要事項により通常決議時以外に行われる 「特別決議」 では3分の2以上の賛成により決議されます。
どちらも1単元につき「1票」の権利を与えられます。
株主総会に参加できない方には書面が送られてきた際に議決権が 同封されていますから、そちらに記入して議決権を行使することもできます。
ちなみに、行使されない場合はすべて「賛成」と判断されます。
株主総会のメリットは?
株主総会の半年以上前から議決権の1%以上を保有するなどの
条件を満たせば「株主提案」を行うことができます。
(前)村上ファンド代表「村上氏」が行っていた「モノ言う株主」
がまさに株主提案の代表でした。
参考?:村上ファンド代表 村上氏
具体的には、 ・配当の増額(増配)を要求する ・取締役の選任を要求する などなど。
また、これらの意見も議決権により多数決で決まります。
もちろん、株主総会では役員の方などから直接話を聞ける 良い機会ですので、企業の見極めの一つの材料になることは 間違いありません。
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