年末までに知っておきたいコト
2013年の株式投資市場は「円安」「アベノミクス効果」などにより市場も賑わいを取り戻してきた年でした。(まだ数日ありますが)
個人的に2013年度末までに知っておいて頂きたい事が三点ありますので紹介させて頂きます。
1. 来年から売却益や配当金などに掛る税金は20%
株式投資や投資信託の売却益や配当金等の税率が2014年より本来の「20%」に戻ります。※細かく言うとさらに復興特別所得税が0.315%加算されます。
これまでは軽減税率が適用されていました。
2003年に軽減税率10%が適用され、適用の延長も含めて2013年末まで10%の軽減税率が適用されていたんですが、この軽減税率が終了します。
たとえば、10万円の売却益が出た場合、
・今年 10% ⇒ 10万円×10% = 1万円の税金
・来年 20% ⇒ 20万円×20% = 2万円の税金
が発生します。(復興特別所得税を除いてます)
つまり、2014年以降は「税金が2倍」になります。
来年と書きましたが、株の売却による受け渡しは「3営業日後」になりますので、今年中の税率を適用するには、
2013年12月25日(水)までに売却をする必要があります。
2. 損失の繰り越し控除
年間で損失が出ている場合、「確定申告」を行うと「損失を翌年度以降に最長で3年間 繰り越すことが可能」になります。
この制度を「損失の繰越控除」といいます。
詳しくは下記に書いてあります。
節税対策となりますので、ぜひとも利用しましょう。
3. NISA制度が始まる
先ほどの「1」で紹介した軽減税率が終了する代わりにNISA制度が始まります。(読み方はニーサ)
株式投資や投資信託など、毎年100万円を上限とする新規購入分を
対象として、その配当金や売却益等を最長で5年間、非課税にした制度です。(税金をとられない)
勘違いされている方も多いですが、NISA制度を利用するにはNISA口座の開設が必要になります。
これはすでにお使いの証券会社等が勝手に口座を開設するわけではなく自分からNISA口座の開設をする必要がありますのでご注意を。
先ほど説明した受渡日の関係により、早い証券会社で12/26(木)より買い注文が可能になるようです。
また、現在保有している株式等をNISA口座へ移管することもできません。
非課税枠の対象になるのはNISA口座にて新規に買付したものになります。
資産を増やす株式投資において、節税をするという事も大切なことですので、上記の中で活用できるものは活用していきましょう〜 (  ̄∇ ̄)
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