「超初心者のココロ構え」其の16
1.テーマ: それでも資産運用しませんか?
2.編集後記
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9月8日に資産運用の必然性として書かせていただいたが、親たちの世代が定期預金(定額貯金)で資産が増やせたのに対し、現代はそれが難しい時代になってしまいました。
人は自分の成功体験を否定されるのを非常に嫌がるものだし、親しければ(子、孫、生徒)その成功体験を教えて平穏無事な人生を送って欲しいと思うのは人情だし、自分たちは程ほどの老後を送れているので無理もないのだが、前にも書いたようにルールは変わって(変えられて)しまいました。
私が常々考えている投資の基準、利回り年5%を達成するには何らかのリスクをとらなくてはならない時代になってしまったのです。
“資産運用など必要ない”
といい切れるのは恵まれた高収入を継続的に得られる人か、親から莫大な資産を相続できる人ぐらいでしょうか?
現代は格差社会といわれ、勝ち組と負け組みに分かれるといわれるが負け組みが多いのが事実ではないでしょうか?
では 現在の定年後世代は不安はないのでしょうか?
資産運用に関する説明会を1回覗いてみると良いでしょう。
若い人は開催時間の都合で参加するのも難しいかもしれませんが、出席者の大半は高齢者です。
私の見たところ参加する高齢者には2つのタイプがあります。
ひとつは
長引く低金利で金利収入が減り、
さらに年金の減額などで生活に不安を覚えて参加するタイプ
もうひとつは
十分な資産を持ちながらさらに増やそうというタイプ
この2つです。
後者の多くは若いころから資産運用に励み、定期預金5%の時代から株や不動産に投資し、それらを上回るパフォーマンスを上げてきた人々で、1億円以上の資産を持っている人たちです。
実は資産運用説明会を主催する会社が、のどから手が出るほど獲得したい富裕層とはこの人たちのことなのです。
こうしてみると高齢者の中でも勝ち組と負け組みがいて、勝ち組は5%の金利のときでもそれ以上のリターンを求めて資産運用していた人だったのです。
前にも書きましたが5%といえども定期預金の金利は他の人が儲けた残りかすであることに違いはないのです。
したがってその時代に投資をした人はそれを上回るパフォーマンスをあげているのです。
ちなみにバブル崩壊前の平均的な株価上昇率は年十数%です。
現在はそれだけのパフォーマンスが上がるかどうかはわかりませんが、定期預金頼りでは年1%も困難なのはここ10年以上の歴史が証明しています。
資産運用だけに関していえば人生の貴重な10年間を失ってしまったともいえるのです。
多少表現が過激になってしまいましたが、時代は貯蓄から投資の時代へと確実に流れており、この流れはもはや止められないものになっております。
ひとつだけ付け加えておきますが、資産運用とは100万円を1〜2年間で1000万円にするものではありません。
そんなことを考えたら99%以上の人は失敗するでしょう。
そうではなく確実に銀行金利以上のリターンを求めるのです。
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□■□ 編集後記 □■□
renbajinharuhiさまのコラム
いかがでしたでしょうか?
「資産運用の説明会に出席する高齢者のタイプは2種類」
数十年後・・・果たして私はどちらのタイプで出席しているでしょうか?
まあ、今から株式投資を経験してる方やこちらのブログを見ている方は「資産運用」に多少ならずとも興味をお持ちの方だと思います。
Aさん ⇒ 60歳になり株式投資(資産運用)をはじめる
Bさん ⇒ 60歳までに株式投資(資産運用)をはじめる
高齢になってからいきなり大事な資産を運用するのはとても怖いですね。
できれば早めの段階から無理のかからない金額で資産運用を経験することをおすすめします。
「株が大好き」 管理人 : renbajinharuhi さん執筆のメルマガです。
1985年より投資をはじめて投資暦28年。
深い株の知識と長年の経験・考察力によるココロ構えをご厚意にて発信して頂いております。
また、「本編の掲示板」におきましても的確なコメントをいつも頂いております。
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