「超初心者のココロ構え」其の30
1.自分で考える習慣をつけよう初心者の皆様へ
株式相場ではプロや専門家といわれる人々が、テレビ、新聞、雑誌などで相場の先行きや推奨株を毎日のように取り上げています。
彼らはそれが仕事(の一部)であり、それらについて口を閉ざすことは許されません。特に推奨株などはいつもいつも本当にいい株があるとは限りません。
しかもそれを見ている読者や視聴者は性急に結果を求めがちです。
そうすると現時点で上昇トレンドを描いている株の順張りしか方法がなくなってきます。
しかしそのような株は往々にしてかなりあがっていることが多いので、上げ相場のときはそこそこの結果が得られても、調整局面では満足な結果が得られないこともしばしばです。
このようなことがすべてわかった上で参考として聞いている分には問題はありませんが、プロが言うのだから間違いないだろうと妄信するようだとリスクは一段と高まります。
自分で考える癖?がついている投資家はたとえプロの言うことでも妄信せず、自分なりの価値観や投資方針でスクリーニングして判断します。
そのうえでよいと思ったら実際に投資すればいいのです。
投資は自己責任なので何を信じても信じなくても自由です。
また法に触れない行為ならどのような行為も基本的にはかまいません。
その代わりその行為の結果は100%あなたの責任なのです(損益も含め)
あの評論家がこういっていたとか、この雑誌にこう書いてあったとか、責任転嫁は許されない世界なのです。
だから最終判断を自分の意思で下せるよう自分自身で考えるようにしなければならないのです。
私は初心者だからといういいわけは通じない世界です。
相場の世界はアマプロ、老若男女、資金の大小、その他すべての要件を問わない代わりに情け容赦のない世界でもあるのです。
もちろんあなたの予想や考えがすべて当たるはずはありません。
プロと呼ばれる人たちの株式討論会でさえ、常に強気派と弱気派がいるではありませんか。(まあそうなるように主催者がゲストを選んでいるのですが)
これはプロでもどちらかが外れるということです。
予想が外れることは恥ずかしいことではありません。
株が上がるか下がるかの2分の1の予想に日本中(世界中)が悪戦苦闘しているのです。
自分で考えないことが恥ずかしいのです。
他人の意見を信用して外れたらその人を恨むのはもっとも恥ずべき行為です。
信じて(投資を)実行したのは、ほかならぬあなた自身なのですから。
失敗してもそこから何かを学び取れれば、それが成長の証しです。
自分で考えないと実力の向上もありえません。
「株が大好き」 管理人 : renbajinharuhi さん執筆のメルマガです。
1985年より投資をはじめて投資暦28年。
深い株の知識と長年の経験・考察力によるココロ構えをご厚意にて発信して頂いております。
また、「本編の掲示板」におきましても的確なコメントをいつも頂いております。
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