「超初心者のココロ構え」其の36
1.価値観株に限らず売買というのは同じ値段で売りたい人と買いたい人がいて初めて成立します。
当たり前のことですが、このとき売り手と買い手は正反対の行動をとっているわけです。
正しい価値観・・・
すなわち万人が認める価値基準があるなら、少数の例外を除けば物の値段はある一定範囲に収まるはずです。
普段の生活では、大体世間相場というものが出来上がっていてそれに比べて高いとか安いとかがわかり、そして購買の有無を決めるのが普通です。
相場格言に「1割2割は株価の変動、3割以上は人の変動」とあるが株価が大きく動くときは、やはり多くの投資家が動いたときです。
多くの投資家を動かす要因は欲であり、儲けたいと思う心です。
それを数字としてあらわしたのが需給であり、需給を動かす要因に企業業績、金利、景気をはじめとするさまざまな材料や指標があります。
つまり株価予測とは人間心理予測(どこまで欲張りか)にほかなりません。
こう考えると株価予測が当たりにくい上、いつも強気派と弱気派に分かれるのがわかるではありませんか。
専門家が言うともっともらしく聞こえますが、その専門家でも意見が分かれるということは、結局見る視点が違っているということに他ならないということです。
見る視点が違えば同じもの(株)を見てもまったく違う評価になることもありえます。
結局何が言いたいかというと相場を完全に予測することは不可能ということです。
多くの人(投資家)の心の中を完全にうかがい知ることはできないのですから。
これをできる(ようになりたい)という思い込みが、さまざまなファンダメンタルや、テクニカル分析を生み出しているのです。相場に向かうのに勉強は大事です。
何もしていない人は絶好調の上げ相場、(昨年後半はそうでした)の時以外利益を上げることは簡単ではありません。
しかしある一定以上になると勉強、研究の費用対効果が落ちてきます。
こうした時まじめな人ほど迷ってしまいます。
そうしたとき方法は2つあります。
1つは自分を変えること、
もう1つは自分を信じることです。
この2つについては、いつか機会があったら述べたいと思います。
「株が大好き」 管理人 : renbajinharuhi さん執筆のメルマガです。
1985年より投資をはじめて投資暦28年。
深い株の知識と長年の経験・考察力によるココロ構えをご厚意にて発信して頂いております。
また、「本編の掲示板」におきましても的確なコメントをいつも頂いております。
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