「超初心者のココロ構え」其の42
1.心・技・体投資にも
心・技・体
があるとするならば、
心構えはもちろん心の部分に当たります。
技は分析手法や投資手法、
体は資金力にあたります。
多くの投資家は資金さえあればとか、
必勝法はないかとか無駄なところをうろうろしています。
少し皮肉な見方をするならば、資産を増やしたいから投資をするのであり、お金が有り余っていたら(たとえば100億円)投資する必要性はなくなります。
投資資金の少なさを嘆くことは無意味です。
(程度問題はあれみんな少ない)
また 資金は多ければ多いほうがいいと思っている方もいると思いますが、多くなるとさまざまな不自由が生じるのです。
一番顕著な例は投資する銘柄が限られてしまうことです。
株は自分が買った値段より高い値段で誰かに買ってもらわなければ利益が出ません。
したがって小型株を多額の資金を使って買うと、自分の買いだけで株価が上がってしまい、その後に買ってくれる人がいないという悲劇的な状態になるのです。
だからこそ機関投資家をはじめとする大口投資家は似たような銘柄に投資することが多くなり、その結果ベンチマーク(日経平均やTOPIX)との比較で優劣を競うしかなくなるのです。
次に必勝法ですが、このメルマガを2006年9月以降からお読みになっている方で永久不変の必勝投資法の存在を信じている方はいらっしゃらないと信じております。
(其の26:株式投資必勝法をお読みください)
優秀な(必勝には程遠い)投資方法はあります。
長期間やりとおせばトータルで利益が出る方法です。
ところが短期的には損失がでることがおおいにあるのです。
これらの方法を教えたところで、短期的に負けが続けばほとんどすべての人が投げ出します。 そしてインチキな他の方法と区別することなく、2度とその方法を使わなくなります。
これは勉強不足の面もありますが、ほとんどが精神面の弱さがもたらす弊害です。
自分で開発した方法ではなく、人から聞いた方法だとその傾向は一層顕著になります。
かといって巷にあふれている簡単に勝てるとか、年率何十%確実などと銘打っている数万円ぐらいで手に入る(特に元値から大幅割引で、限定何名とのセールストークのついている)方法で成功などするはずがありません。
このメルマガの読者の皆様の投資暦がどのくらいかわかりませんが、私と同じ位の方(私は22年)は昔から同じような商売があり、一定割合の人が引っかかり、投資家も業者も新陳代謝しているので、いつも同じことが行われているのをご存知のはずです。
つまり投資においてもっとも大事なのは心構えなのです。
専門家はこれを「メンタル」と表現します。
これが確立していない人はいくらお金があっても、いくら投資技術を学んでも相場に勝つことは困難です。
蛇足になりますが専門家は投資の3原則を
「メンタル」
「メソッド」
「マネーマネジメント」
などと呼びます。
「株が大好き」 管理人 : renbajinharuhi さん執筆のメルマガです。
1985年より投資をはじめて投資暦28年。
深い株の知識と長年の経験・考察力によるココロ構えをご厚意にて発信して頂いております。
また、「本編の掲示板」におきましても的確なコメントをいつも頂いております。
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