「超初心者のココロ構え」其の56
1.超初心者の中長期投資 その3
前々回、前回にわたって超初心者の中長期投資をお送りしてきましたが、
今回はそのまとめになります。
私も投資を初めて22年になりました。
実力はともかく、経験だけはベテランの域になりました。
超初心者の立場になったつもりで、超初心者の中長期投資を書かせていただきましたが、至らぬところもあったと思います。
株式投資はルールのゲームだと思います。
ゲームという言葉は適切ではないかもしれませんが、超初心者のうちは 自分の決めたルールを守り通すことを考えてください。
超初心者が勘だけで勝てるほど甘い世界ではありません。
たまたま始めた時期が強い上げ相場の時期なら儲けることもできますが、
次の下げ相場で損をすることになります。
プロでさえルールに縛られて投資をしていることもあるのです。
それほどルールを守ることは大切なのです。
厳密で正しいルールの確立さえできれば(難しいですが)後は誰がやっても 同じパフォーマンスが上げられるといってもいいでしょう。
そのひとつの形がロボットによる売買です。
よく臨機応変にたち回るといいますが、それができれば上級者です。
超初心者にはできません。
超初心者はルールを決めてそれに従うところからはじめてください。
ルールの決め方の一例です。
ある初心者の方に注文を出す前に決めておく事としてアドバイスしたことです。
まず投資方針を決めましょう。
投資期間
デイトレードから長期までいろいろあります。(中長期をお勧めします)
分析
テクニカルかファンダメンタルか、両方なら1番いいがどちらをより重視する か(両方できるのが一番です)
性格分析
毎日売買しないと気が済まない人は長期投資で成功しにくい等 (性格に逆らうのは難しいですが、売買頻度が多ければ儲かるとは限りません)
ルールを決める
買う前にある程度の計画を立てる。
何%騰がったら売る、何%下がったら損切るかを決めます。
テクニカルなら移動平均線を目安にする方法もあります。 ザラ場の場味を見て立ち回れるのは上記にもあるように、相当レベルの高い 投資家(または投機家)です。
以上のことを踏まえたうえでなぜその株を買いたくなったのかを理由づけ
てください。(メモに残すとなおいいでしょう)
(例)ファンダメンタル PERで割安 PBRで割安等
(例)テクニカル ゴールデンクロスが出た サイコロジカルラインが安値圏等
以上の買うための理由がなくなったときどうするかも決めておくといいで
しょう
(全部売却、一部売却などの対策)
そして損切りは早く利幅は大きくを実行してみてください。
(例)同じ金額を2銘柄に投資したとして
利食い10%損切り5%に設定 1勝1敗で2.5%の利益になります。
上記はほんの1例です。
自分の得意の型を作りましょう。頑張りましょう。
そして自分には何ができて何ができないのかを把握してください。
特にできないことに関してはそれが技術的なものか精神的なものかを 理解してください。
そうしてそれをひとつずつ解消していけば、間違いなく投資家としての レベルは上がっていくでしょう。
このメルマガを最後までお読みくださった、あなたの健闘を祈念いたします。
「株が大好き」 管理人 : renbajinharuhi さん執筆のメルマガです。
1985年より投資をはじめて投資暦28年。
深い株の知識と長年の経験・考察力によるココロ構えをご厚意にて発信して頂いております。
また、「本編の掲示板」におきましても的確なコメントをいつも頂いております。
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