「超初心者のココロ構え」其の68
□■□ 負けない投資家とは □■□
6.自分を知ろう
お叱りを受けるかと思いますが敢えて書かせていただきます。
自分に投資家の適性があるかどうかを調べたことがありますか?
自分の知識や技術がどのくらいあるかを理解していますか?
投資において何が一番大事かを知っていますか?
「儲けたもん勝ちだ!! そんなことはどっちでもいい」 と思っている方もいるとおもわれます。
もちろん自分の資金で自己責任の上で投資を行うわけですから、 どのような行動を取ろうとも自由です。
しかし、古くからの教えに、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という 言葉があるように、自分の実力を過信した人がどうなったかは、昨年の ライブドアショックが教えてくれたはずです。
投資の世界は多かれ少なかれ
バブルの発生 → その崩壊
の繰り返しです。
割高になってくると警戒を促す人もいますが、バブルが発生するとその声を あざ笑うように相場は力強く上昇します。
相場は上げ賛成の人が圧倒的多数なので、その上昇があくまでも適性水準であるかのような理屈が後付されます。
そして、何よりも実際についている株価をその時点で否定できないので (これがバブルを一定期間維持できる原因になっています)割高だという意見は 封じ込められていきます。
そうして 誰もが楽観の極致に達したころに暴落は起きます。
株価は上昇より下落のスピードが速いのでけが人が続出します。
何度も繰り返されている歴史ですが、自分だけは大丈夫と思っている人が 大多数なので、大勢の人が巻き込まれます。
もちろんバブルをうまく利用できれば収益は向上しますが、みんながうまく利用できると思っているので、結局は大多数の人が下落に巻き込まれることになります。
自分がわかっている人はバブルに参加しないか、参加しても最後まで(天井まで) 取ろうなどとは考えません。
その結果大幅な利益が取れなくても、崩壊による損失を免れます。
普通の人は天井まで取ろうとして下落に巻き込まれ、前に上げた利益をなくすか、 含み損を抱えることになります。
信用取引を行っていた場合、証券会社に借金を残して破産することさえもありえます。
投資歴の長い人ほど、目標が低いことが多いという不思議なデータがあります。
これは資産が増えて無理に増やさなくても良くなったということもあると思いますが、 自分の能力が把握でき、投資から得られるリターンがどの位が適当かが解るように なったからではないでしょうか。
「株が大好き」 管理人 : renbajinharuhi さん執筆のメルマガです。
1985年より投資をはじめて投資暦28年。
深い株の知識と長年の経験・考察力によるココロ構えをご厚意にて発信して頂いております。
また、「本編の掲示板」におきましても的確なコメントをいつも頂いております。
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