資産運用とは?
資産運用とは・・・・・[ ]
タイトルの「資産運用とは」の後に・・・が続きますがこの中に言葉を入れてください。
いろいろな言葉が入ると思いますが私の答えは “一生続くもの” としておきたいと思います。
人生が続く限りお金は必要ですし、経済的な自由がないと資本主義経済の体制下で はさまざまな不自由や不都合が生じる可能性があります。
さて、このメルマガでさんざん述べてきた投資の基準5%ですが、昔はこれが ノーリスクで得られたことはご存知の方も多いと思います。
現在はリスクテイクなしではこの数字を得ることは 非常に困難(または不可能) なのは皆様がよくわかっておられると思います。
しかし資産にも働いてもらわないと後々問題が生じる(人によっては今にも )事は何回も説明させていただきました。
たとえば株で儲けてその資金で海外旅行に行きたいという目標ならば、その資金が 100万円とすれば、100万円儲けたところで株式投資をやめてもかまいません。
ところが一生続くものとするならば(私は原則そう思っています)1ヶ月で 100万儲けたことなどは人生に対する影響という面で考えてみれば何もないのに等しいのです。
100万円で何ヶ月生活できるか考えてみれば身近な生活実感として捉えることができるのではないでしょうか?
そう考えると短期でいくら儲けたとか損したとかで一喜一憂するのがばかばかしいことだと気付いていただけたと思います。
オーバーに言えば、あなたが人生を全うする直前に金銭面に対して大きな後悔が無ければあなたの資産運用は正解だったといえるのです。
株式投資について言えば、これを資産運用の一環として捉えた場合には、 毎日の株価の値動きを気にすることはまったく不要なことです。
かつての資産運用が定期預金でなされていたときには、結果がわかっていたことも ありますが、1年に1回ぐらいのチェックだったのではないでしょうか。
株の場合は値動きがあるので1年に1回とはいかないのかもしれませんが、 1週間〜1ヶ月に1回くらいで十分ではないでしょうか。
資産運用ならそういう株を選ぶべきだし、(投機や短期間にお金持ちになるの を狙う人は違います)年率で5%が目標なのですから、そんなにがつがつ することはないと思います。
この文章はある人との会話が元になっています。
そこで出てきたことについて書いてみたいと思います。
[1]資産運用は原則一生続くのはわかったが、例外は?
自分が必要と思った金額に達したら資産運用をやめてもかまいません。
しかし人の考えやライフスタイルはみんな違うので金額は断定できません。
またインフレリスクや欲との戦いもあるので、資産運用をやめることは 難しいと思います。
どうしても金額で表示してくれといわれれば、最低でサラリーマンの生涯収入の 目安である3億円と答えています。
[2] 100万円儲けても人生設計の上では大きな影響がないのは わかったが100万円損するのはいやだ。
私もいやです(笑い)
人間の共通の心理としてある一定金額(ここでは100万円とします)を儲けたときの 喜びと失ったときの悲しみ(悔やみ)を数値化した場合後者のほうが2〜3倍程度に なるそうです。
つまり心理的なつりあいは100万円の損失と200〜300万円の利益がイコールになるのです。人間は欲張りにできているのです。
後このメルマガを読まれている方には不要の忠告とは思いますが、なくしたら人生 設計に影響のあるお金はリスクのある金融商品に絶対に使ってはいけません。
[3] 年率5%の目標は小さすぎる。
年率5%は最低目標だと思ってください。
昔はこれがノーリスクで達成できたが(8%くらいのときもありました)今はこの 5%すらリスクテイクが必要なのですから大変です。
5%といえどもこれを一生続けるのは結構大変です。
仮に日経平均で運用したとして毎年+5%を達成し続けるでしょうか?
1年ごとに区切ってみれば、答えはノーです。
平均株価は市場参加者すべての平均なので、大雑把に言ってしまえば、毎年+5%の 運用はできないということです。
それでは毎年5%の運用はどうすればよいのかと迷われるでしょうが、 そこでより長い目が必要になってくるのです。
1年ごとに5%は無理でも、3年間トータルで15%のようにより長い期間で 考えればいいのです。
究極的には30年くらいのトータルで見て年平均5%に回っていれば
まあまあなのではないのでしょうか。
(もちろん情勢の変化により考え方は変わる可能性はあります)
「株が大好き」 管理人 : renbajinharuhi さん執筆のメルマガです。
1985年より投資をはじめて投資暦28年。
深い株の知識と長年の経験・考察力によるココロ構えをご厚意にて発信して頂いております。
また、「本編の掲示板」におきましても的確なコメントをいつも頂いております。
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