資産運用に株式投資を選択するまで
人生の3大出費といえば、住宅資金、教育資金、そして老後資金でしょう。
人は目前の問題に傾注するあまり、遠い問題をないがしろにし、気が付いたらとんでもないことになっていたと言う事がままあります。
政治や会社でも多くみられる問題の先送りですが、個人の間でも同様な傾向があり得ます。
いわゆる将来のためといわれる最大の資金需要は老後資金です。
ところが老後資金の最大のよりどころである年金が揺れ動いています。
年金が減額される、もしかしたら出ないかも知れないとの不安が国民の間にあるのは厳然とした事実です。
私的には年金がまったくもらえなくなるとは思っていませんが、現在より改悪されるのは間違いないでしょう。
それに加え、日本人最大の資産運用である預貯金の金利は長年ゼロ金利が続いています。
今や預貯金金利がゼロしか知らない世代が社会人として生活しています。
大雑把に言えば預貯金では元本がたまるだけで利息による複利効果での資産運用は望めません。
もちろん元本を貯めるだけで自分と自分と家計を一にする家族の老後資金が賄えるならば元利のリスクがない(あくまで現時点)預貯金一口座1,000万円までで資産運用(といっても元金を貯めるだけ)すればいいのです。
まじめに働き貯蓄に励み、退職時にはそれなりの金融資産を持ち、退職金と年金で老後を過ごすパターンが崩れてしまっています。
はっきり言わせてもらえば、定期預金では親の世代と同じ資産は築けません。
したがって親と同じ生活レベルの老後は送れません。
これは普通の人が考えているより、かなり大きな問題です。
たぶんほとんどの人の認識は甘いと思います。
具体例で考えてみましょう。
貯蓄に励み30歳で1,000万円貯めたとします。
ためるのは若いうちほどチャンスが大きいのです。
老後資金に時間の余裕があり、独身の間は、教育資金、住宅資金が身近な問題にならないからです。
さて努力の結果ためた1,000万円をノーリスクの定期預金で運用しよう。
→ 現在は定期預金はノーリスクではないという突っ込みはやめましょう。
そのことも若年層にはマイナス要因の増加になるだけです。
まえ振りが長くなったが、期間は60歳までの30年間です。
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定期預金で運用すると5%で運用できた親世代と3,000万円以上もの差になって現れてきます。
これは親の世代と同じ資産運用をすると間違いなく失敗するということを裏付けています。
したがって収入増が必要になりますが、副業でもスキルアップによる本業の収入アップでももちろんかまいません。
ただ、それが望めない場合、貯金以外の方法を資産運用に取り入れる必要が出てきます。
株式投資、外貨投資、商品相場などさまざまな選択がありますのでどれを選択するかは自由です。もちろん複数の選択でも構いません。
その中で株式投資を選択肢に入れた人は株式投資家としてのスタートを切ることになります。
投資の世界はプロ・アマの区別がないばかりか、オールウイン(参加者すべてがもうかる)を考えているだけでなく、他人を損させることによって利益をもくろむ輩もいます。
そのような世界に徒手空拳で臨むのはあまりにも危険といえます。
多少なりとも勉強して、少なくとも他人に騙されて損をすることだけは避けたほうが良いと考えるべきでしょう。
投資ほど自由な世界はありません。
また投資ほど自己責任が要求される世界もありません。
必要最低限の知識を身に着けることは必須です。
さあ、私と一緒に株式投資の世界を勉強しましょう。
「株が大好き」 管理人 : renbajinharuhi さん執筆のメルマガです。
1985年より投資をはじめて投資暦28年。
深い株の知識と長年の経験・考察力によるココロ構えをご厚意にて発信して頂いております。
また、「本編の掲示板」におきましても的確なコメントをいつも頂いております。
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