株式投資は資本主義の頂点
今回はのっけから厳しい話になります。
資本主義とはお金がすべて(といっていい)世界です。
しかも資本主義が純粋化すればするほど、お金は偏在し、少数の勝ち組と多くの負け組を生み出すシステムになります。
能力主義も優秀な人や組織がより多くの富を独占するシステムです。
お金を持てる者の階層(ピラミッド)で見れば
1. 資本家
2. 経営者
3. 労働者
の階層になります。
1.と2.が同一人物の可能性があります。(いわゆるオーナー社長)
資本家が経営者を選び、経営者が労働者(社員)を選びます。
オーバーに言わせてもらえば上位層は下位層に対する生殺与奪をある程度握っています(人事権)。
また、お金の流れで見れば預金者が銀行にお金を預け、そのお金を銀行は企業(会社)に貸し付けます。
企業は借入金利以上の効率の商売をしなければやがては行き詰ります。
銀行は預金金利以上で貸し出しや運用をできなければ、やがては行き詰ります。
したがって順調に経済が運営されるには、企業 > 銀行 > 預金者 の順番の利益率にならなければなりません。
一番儲かるのが企業、次に儲かるのが銀行、預金者は上位2社の儲けの残りかすしかもらえません。(現在はほぼゼロ)
多くの国民は労働者であり、預金者です。
資本主義ピラミッドでもお金の流れの中でも最下層で、一番取り分が少ない立場です。
では 資本主義ピラミッドで頂点に立つことはできないのでしょうか?
実は労働者や預金者でありながら資本家になれるシステムがあります。
それが株式投資です。
会社組織の多くは株式会社であり、皆様が勤めている組織も多くは株式会社の形態をとっているはずです。
株式投資をして株主になると言う事は少額であってもその会社のオーナーになることであり、資本主義ピラミッドの一番上に立つことなのです。
もちろん会社に対する権利は選挙のように平等(今は不平等との物議を醸していますが)ではなく、出したお金の多寡によって決まります。
しかし、権利は小さくとも出したお金に比例して資本主義の一番上の立場にたてることは紛れもない事実です。
また お金の流れで企業が一番利益率が高いのが通常の姿ならば、その出資者である株主の取り分が一番多くなるのは当たり前です。
株主はそれだけのリスクを負っているからであり、会社が倒産した場合、出資したお金のすべてを原則失うからです。
読者の皆様はどこかの金融機関に預金をしているはずです。
預金者はローリスク・ローリタ−ン、株式投資(投資家)はハイリスク・ハイリターンです。
同じ金額(たとえば100万円)で預金をした場合と、その金融機関の株式を購入した場合、受け取るインカムゲイン(預金金利と配当金)は前者が少なく、後者が多くなっています。
これがリスクを負う代償であるとともに、お金の流れにおける最高位(株主=資本家)と最低位(預金者)の差です。
もちろん例外はあります。
株には今まで述べたインカムゲイン(配当)のほかにキャピタルゲイン(売買差益)があり、キャピタルゲインの期待が高まれば高まるほどインカムゲインへの期待が低下するからです。
いずれにしても株式投資の期待収益率は預金のそれを上回り、だからこそリスクをとって株式投資をする人が後を絶たないのです。
さあ、あなたも資本主義の頂点を味わってみませんか?
「株が大好き」 管理人 : renbajinharuhi さん執筆のメルマガです。
1985年より投資をはじめて投資暦28年。
深い株の知識と長年の経験・考察力によるココロ構えをご厚意にて発信して頂いております。
また、「本編の掲示板」におきましても的確なコメントをいつも頂いております。
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