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昨日の「日本経済新聞」の記事に下記の一文がありました。
日本株に優待バブル 裏技でタダ取り、株価高止まり…
(省略)
アミューズメント施設のアドアーズは提携先の高級リラクセーションサロンの利用券を提供するが、4万4000円相当の利用券を得るための費用が8万4000円に跳ね上がった。株主優待マニアとして有名な棋士の桐谷広人さんが愛用するとテレビ番組で紹介され、人気に火が付いた。
こんな優待バブルはそこかしこで起きている。ファミリーレストランのココスジャパンは、1000円相当の食事券と5%割引カードの獲得費用が1万560円に上昇。中央魚類が提供する3500円相当の水産物セットを得るには2万3400円の費用がかかった。
(省略)
by 「日本経済新聞 電子版」より
記事の内容自体は株主優待を実行する企業が増えていることを紹介している内容でしたが、個人的に気になったのは、
株主優待の価値 < 優待を得るのにかかった費用(コスト)
です。
信用売りには「制度信用取引」と「一般信用取引」の二種類の取引方法があります。
詳しい説明は下記で行っていますので参考にしてみて下さい。
制度信用取引で行う信用売りは売り注文が多くなると「逆日歩」という「品貸料」が発生します。
今回、「日本経済新聞」で紹介された記事でコストが高くなってしまったのも、「逆日歩」が発生した事により、
株主優待の価値 < 優待を得るのにかかった費用(コスト)
になってしまったようです。
逆日歩の発生を防ぐ方法は カンタン です(  ̄∇ ̄)
先ほど、上記で信用取引は2種類あると触れましたが、
「逆日歩」が発生しない「一般信用取引」で信用売りを行えば良いだけです。
一般信用売りは各証券会社で「貸す株を用意」しているので、在庫切れを起こす場合もありますが、思わぬ逆日歩がつき大損することはありません!
特に株主優待目当てのタダ取りを行う際は、逆日歩の発生だけは防がないと 全く意味がないどころか コストの方が高くなりますのでご注意を!