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NISA口座の利用者数が2015年度に1,000万人を突破する予定です。
日本の人口で考えると、約10人に1人がNISA口座を開設している計算となります。
ちなみに、NISA口座は重複で開設出来ませんので1人1口座のみ。
純粋な口座開設数となります。
制度が始まったのは2014年。
イマイチ盛り上がっていないのかなぁ?と思いましたが、2年余りでNISA口座の開設数は順調に伸びています。
課題として、NISA口座開設者のうち、一度でもNISA口座を利用した事のある人はわずか46%になるようです。
つまり、半数近くがNISA口座を開設しているものの利用していません。
これは、NISA口座で何を買ってよいのか分からなかったり、株価の下落を待っている(買場を探している)為かもしれませんね。
また、口座保有者の半数以上は60歳以上。
20歳~30歳代の若年層の口座開設が伸びないのも課題となっています。
「NISA(ニーサ)」は、株式投資や投資信託の譲渡益や配当金(分配金)が非課税になる制度です。
今年から1年間で利用できる非課税枠(新規買付)の金額が100万円から120万円へ引き上げられました。これは、毎月10万円の投資信託を買うと一年間で上限の120万円を使いきるという設定だそうです。
株式投資における女性投資家の割合は2~3割程度と言われていますが、NISA口座に関しては女性の方の関心が高く、14年末で女性のNISA口座 利用者は全体の46%になりました。
NISAは2013年からはじまった制度で、2022年までの10年間利用できる制度です。
1つの非課税枠は5年間利用する事が可能で、ロールオーバーを利用すれば最長で10年間、非課税枠の恩恵を受ける事が出来ます。
ここら辺の説明は難しいのでイラストも利用しているサイトの説明をご覧ください。
銀行等への預貯金は超低金利時代でしたが、マイナス金利の煽りをうけ、さらに定期預金などの預金金利が低下しています。
つまり、預金だけではお金は増えず、資産を増やすのであれば資産運用の必然性が出てきます。
NISAでは、企業から頂ける「配当金」も非課税になります。(通常は20.315%の税金が発生する)
先日、配当利回りが2%を超える銘柄をマネックス証券にて調べてみた所、なんと約1,800社もありました。(2016年2月時点)
大手銀行の1年間の預金金利は0.025%。
つまり、配当利回りが2%あれば、預金金利の80倍の金額を頂けます。
こういった高い配当金目当てで、預金代わりにNISA口座を利用する方も今後増えていくと思われます。
NISAは20歳以上の日本在住の方が利用可能な制度でしたが、2016年4月より0歳~19歳が利用できる「ジュニアNISA」も利用可能になります。
やや大人版とは違う仕組みになりますので詳しくはサイトにてご確認ください。
長期投資に向いており、資産運用や親や祖父母からの贈与にも向いている制度です(  ̄∇ ̄)
NISAの非課税枠を最大限に活かせ、ローリスクでリターンがなるべく大きい投資商品は何か・・・と考えると・・・
私は、「IPO(新規公開株)」の利用しか頭に浮かびませんでした。
上記を見て頂くと、IPOに当選した際のメリットが大きいのがお分かり頂けると思います。
ただし、人気IPOに当選するのが前提なので、当選出来ない場合、NISAの非課税枠の上限金額が活用されないというデメリットもあります。
NISA口座でIPOに当選すれば、大きな利益が非課税になる可能性が、当選しないと、非課税枠の恩恵は受けられませんが、特に損失もありません。