日経平均株価。15年ぶりに2万円台をつける
4/10、日経平均株価は20,006円を取引開始直後につけました。
「ユニクロ」を展開する「ファーストリテイリング」など小売り系の株価が上昇しましたが、医薬品や食品系は売りが優勢となりました。
15年ぶりに2万円台を回復
2000年4月以来 15年ぶりに2万円台を回復しました。
2000年といえば、ITバブルの時代です。
次なる目標は終値で2万円台に
先日、「丸三証券」のセミナーに行きましたが、セミナー講師も日経平均株価は2万円つけてもおかしくないと説明していました。
現在、株価が騰がっている理由として、日本企業が攻めの姿勢、稼ぐ力を取り戻したことが挙げられています。
昨年から今年にかけて行われている企業の特徴として、賃上げ、増配、設備投資、M&Aなどを行い「ROE」を高めたことが挙げられます。
企業業績においても円安等の影響があり、着実に回復しているとみられています。
次なる目標は日経平均の終値で2万円台を回復。
さらなる目標として、調整を経て 21,000円～22,000円あたりが意識されています。
3万円台、4万円台を目指す！といった投稿や記事等をたまにみますが、これらは根拠のない単なる「買い煽り」かと思います。
2000年の「ITバブル」のようにはならない
2000年4月12日に日経平均株価は高値で2万833円をつけました。
ただし、当時は異様な過熱感によりにつけた株価でした。
その理由は下記の数字を見れば一目瞭然。
2000年のITバブル時の「PER」はなんと・・・305倍！
企業業績と関係なく、株価が騰がっていたという事です。
同じ日経平均株価2万円台でも、土台が違います( ￣∇￣)
今後、注目すべき事は？
今後は、日銀の追加金融緩和があるかないか？が注目されます。
さらに、株価を上げるためには金融緩和が必要です。
市場では4月末あたりに発表されるんでは？と見込まれていますが、サプライズ好きな黒田総裁の事ですから、いつ発表されるのかは予想出来ません。
また、懸念事項としては、
- アメリカの利上げの有無
- ギリシャの財政問題
が、挙げられますが、アメリカに関しては先日「雇用統計」を発表し、その内容があまり良くなかった事から、利上げの時期については、引き伸ばされるのではないかと言われています。
明日以降、終値ベースで日経平均株価2万円をつける日も遠くはなさそうです ( ￣∇￣)