東京電力 軟調
本日の東京電力の終値は243円。
震災後、7/22に一時643円の高値をつけて以降、軟調（下がっていくこと）になっています。
「マネックス証券」による、ここ3か月間のチャート図です。
日経新聞の記事では福島第1原子力発電所の事故の賠償費用は最低3兆数千億円を見込んでいるそうです。
その賠償費用を電気料金の値上げで補う案が出ている一方、
・現在、半額としている賞与を2015年度に通常の水準に戻す
・役員報酬は震災後も変わらず
・衆議院に提出した事故時の操作手順書は黒塗り状態
と、補償は値上げに任せて、企業努力が見られない あきれる報道ばかりが目立っています。
現在の政府案では「東電は潰さない」。
となっており株主責任も金融機関の責任もありません。
いくら賠償額が膨らんでも「潰さない」「電気料金の値上げ」により株価も一時、あがっていましたが、これまでの東電の対応を見ていると、今後はどうなるか分りません。
そういった投資家の心理が株価に表れているように思えます。