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20歳未満でも非課税制度を利用できる「ジュニアNISA」。
長期投資に向いており、資産運用や親や祖父母からの贈与にも向いている制度です(  ̄∇ ̄)
が・・・
今年4月から開始されたジュニアNISAの口座開設数は低調のようです。
ジュニアNISAの対象は0~19歳。
対象になる人口は2200万人。
子や孫の教育資金づくりや財産贈与の新手法として証券業界の期待は高いが、主要10社の口座数は4月末時点で4万強。
年明け以降の株安に加え、成人向けNISAに比べ煩雑な手続きや資金の引き出しに制限が付くことなどが敬遠されている。
by 「日本経済新聞 電子版」
対象人数に比べて口座開設数が低いのは・・やはり 原則として18歳になるまで、口座から資金を引き出せない という点で敬遠されているようです。
それもそのはず。
18歳まで口座から引き出せないのに、ジュニアNISAの非課税枠の期限は5年間。
非課税枠の期間も引き出しと同じ最長18年にしないと、利用価値は薄くなります。
是非、使い勝手が良くなるよう改正して欲しいですね(  ̄∇ ̄)
一方、20歳以上が利用できる「NISA」は2015年末で987万口座となり、1,000万口座が目前です。
昨年末より20%も増え、こちらは順調なようです。
「NISA(ニーサ)」は、株式投資や投資信託の譲渡益や配当金(分配金)が非課税になる制度です。
今年から1年間で利用できる非課税枠(新規買付)の金額が100万円から120万円へ引き上げられました。これは、毎月10万円の投資信託を買うと一年間で上限の120万円を使いきるという設定だそうです。
株式投資における女性投資家の割合は2~3割程度と言われていますが、NISA口座に関しては女性の方の関心が高く、14年末で女性のNISA口座 利用者は全体の46%になりました。
NISAは2013年からはじまった制度で、2022年までの10年間利用できる制度です。
1つの非課税枠は5年間利用する事が可能で、ロールオーバーを利用すれば最長で10年間、非課税枠の恩恵を受ける事が出来ます。
ここら辺の説明は難しいのでイラストも利用しているサイトの説明をご覧ください。
銀行等への預貯金は超低金利時代でしたが、マイナス金利の煽りをうけ、さらに定期預金などの預金金利が低下しています。
つまり、預金だけではお金は増えず、資産を増やすのであれば資産運用の必然性が出てきます。
NISAでは、企業から頂ける「配当金」も非課税になります。(通常は20.315%の税金が発生する)
先日、配当利回りが2%を超える銘柄をマネックス証券にて調べてみた所、なんと約1,800社もありました。(2016年2月時点)
大手銀行の1年間の預金金利は0.025%。
つまり、配当利回りが2%あれば、預金金利の80倍の金額を頂けます。
こういった高い配当金目当てで、預金代わりにNISA口座を利用する方も今後増えていくと思われます。
NISAの非課税枠を最大限に活かせ、ローリスクでリターンがなるべく大きい投資商品は何か・・・と考えると・・・
私は、「IPO(新規公開株)」の利用しか頭に浮かびませんでした。
上記を見て頂くと、IPOに当選した際のメリットが大きいのがお分かり頂けると思います。
ただし、人気IPOに当選するのが前提なので、当選出来ない場合、NISAの非課税枠の上限金額が活用されないというデメリットもあります。
NISA口座でIPOに当選すれば、大きな利益が非課税になる可能性が、当選しないと、非課税枠の恩恵は受けられませんが、特に損失もありません。