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「ソニー(SONY)」と言えば、世界にも知られている超大手企業。
そのソニーが先日、通期予想を下方修正しました。
それによると、純損失は2,300億円に赤字が拡大するようです。
赤字拡大となった要因はモバイル事業。
中国でのスマートフォン販売の拡大を目論んでいましたが、中国ではiPhoneやサムスンといった人気機種をはじめ、現地法人の格安スマホがあり、計画通りの販売とはいかなかったようです。
1958年の上場以来、はじめての「無配」となります。
昨年の配当金は「25円」で配当利回りは「1.27%」ありました。
利回りが1.27%という事は、仮に100万円を預けると年間で増える資産が12,700円増えます。預ける資産が1,000万円なら127,000円。
これが今回、無配で「0円」となります。
長期で見ると、下降トレンドです。
やや、盛り返しそうなチャートでしたが、今回の無配により下降トレンドは継続されるかと思います。
ちなみに、無配が発表されたの昨日の取引終了後。
本日は、まず間違いなく「売り」から始まると思います。
下記は「マネックス証券」で見られる「IFISスコア」です。
各指標に点数をつけたグラフで分かりやすくなっています。
口座を開設していれば、誰でも無料で見られます。
ちなみに、IFISスコアの「割安性」は単純に「PER」だけの評価ではありません。
過去の実績や自己資本比率など、「本当の意味での割安性」の評価によるスコアになっています。
このグラフを見て一言で言うなら、
事業規模はかなり大きいが、財務健全性は非常に悪い。
割安性も低く、株価は業績に対して高いといった評価になります。
このIFISスコアは、自分で各指標を細かく分析する必要がないので、私は株を売買する際にとても重宝しています。
企業ですから当然あると思いますし、そう願いたいです。
ソニー以外の電機業界は業績が回復傾向にあります。
(確かソニー以外は黒字決算だったような・・・)
「パナソニック」も徹底的に不採算事業(プラズマ事業など)を整理し、黒字化にこぎつけています。
ソニーも今後は、事業を整理し、ソニー躍進の原動力となった「開発力・発想力」で世界を良い意味で、また驚かして欲しいと思います。